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初めに
今年も早いですね・・・12月になりました!12月は何があるかな?
クリスマス!ケーキ!プレゼント!年越しそば!
ブブー!残念でしたー
はい?
年末調整です!
(こいつつまんね・・・絶対モテないだろ・・・)
そもそも年末調整って何?
まず、会社が給与を支払うときに、従業員の給与や賞与(ボーナス)から所得税を徴収することが「源泉徴収」です。
そして、本来徴収すべき所得税の一年間の総額を再計算し、源泉徴収した合計額とあらためて比較することで、過不足金を調整することが「年末調整」です。
やだ〜難しそう・・・ていうか年末調整って会社でやってくれるから何にもしなくていいんじゃないの?会社員に経費なんて認められてないでしょ!
そんなことはないよ!出すべきものを出せば還付が受けられるよ!
ちゃんと出して固定費を下げましょうね
控除とは
今回の本題です。皆さんにはこの控除をうまく利用してもらってお金の還付を狙っていただきたいのです。控除とはいわゆる会社員に認められる経費みたいなものです。
経費認められるのって自営業だけでしょ?
いいえ、会社員にも「給与所得控除」というものがありますよ
(また、わけの分からん単語を並べおって・・・)
わけの分からん単語とか言われそうなので、先に簡単に説明しておくと、給与所得控除というものは給与収入を得るために必要な経費と言ったところでしょう。
ななじろうも会社に行く(行きません)にあたって、スーツを着たり(着ません)、カバンを持ったり(持ちません)するのを自腹でするでしょう?それらのものを経費と見なすということです。
知らんかった・・・何見れば分かるの?
年末年始に会社からもらえる「源泉徴収票」を見ると分かりやすいでしょう。源泉徴収票のサンプルを下に貼っておきますね。
源泉徴収票
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/hotei/pdf/r02/23100051-01.pdf
一つずつ大切なところを僕と一緒に確認しましょう。
まず、このサンプルの上の方を見ると、「支払金額」の欄がありますね。
いわゆる年収ってやつだな
はい、そしてその右隣の「給与所得控除後の金額」を見てください。
ここは「支払金額」から給与所得控除額を差し引いたものです。
給与所得ってやつだな
良くできました!さて、ここからがとても大事ですよ!控除には様々なものがあります。
「給与所得控除後の金額」の右隣にある「所得控除の額の合計額」をご覧ください。この欄はその人の家族構成や入っている生命保険などで異なります。家族構成など人に関わる控除を人的控除と言ったりもするので覚えておきましょう。
私子供も彼氏も夫もいないんだけど・・・おかんもおとんもどこいるか分かんないし・・・保険も入ってないよ・・・?
・・・・・(なんかごめんな)
人的控除、その他の控除制度
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/income/b03.htm
自分で提出しないと控除されない・・・
さて・・・・所得控除の中でここが一番大切です。
ゴクリ・・・
健康保険料等の公的保険料も控除対象となるのですが、こちらは会社が計算してくれます。
問題は民間の生命保険料や地震保険料は自分で申請しないといけないということです。
これらの控除証明書を提出すれば、2012年以降に契約した生命保険だと最高4万円の控除が受けられます。
僅かな控除かもしれませんが、やるかやらないかでは差が出てくるところだと思います!また、iDecoの掛金も年末調整対象です。
税額控除はとても強い
これら所得控除の金額を給与所得から引けば課税所得となります。この課税所得に税率をかけると「算出所得税額」となります。
その「算出所得税額」分が納税額として国に持ってかれちゃうのかあ・・・世知辛い世の中だなあああ・・・
ブブー、違うよ。もうちょっとだから頑張ってね!
????
「税額控除」・・・これを忘れてはいけません。税額控除の節税効果はかなりでかいです。税額控除とは所得控除を差し引いて税額を計算したあと、さらに税額そのものから引ける制度です。
私たち会社員が受けられる控除ある?
代表的なものといえば住宅ローン控除でしょう。
あれ?住宅ローン控除って確定申告するものじゃなかったけ?
うん!なかなか鋭いね!住宅ローン控除を利用する初年度は確定申告が必要です。
どや(笑)
ただし、2年目以降は住宅ローンの残高証明書などを勤務先に渡せば、年末調整で還付されます!一般的に毎年末のローン残高の1%を10年間にわたって税額から控除してくれます(年間最大40万円)。かなり大きいです。必ず申請しましょう!
✳️なお、住宅ローン控除を使うには一定の要件があります。
へー、そーなんだー、ふーん
くらいで頭の片隅に置いておいてください😅。
住宅ローン控除を使用する要件
①住宅を取得してから6カ月以内に居住し、年末まで引き続き住んでいること
②家屋の床面積が50㎡以上であること
③床面積の1/2以上が本人の居住用であること
④控除を受ける年の所得金額が3,000万円以下であること
⑤民間の金融機関の住宅ローンを利用していること
⑥住宅ローン等の返済期間が10年以上で、しかも月賦のように分割して返済すること
以上これら税額控除を算出所得税額から差し引けば、皆さんが納める納税額になります。源泉徴収票の「源泉徴収税額」というところですね。
まとめ
今回難しい、頭痛い、帰りたい、てか腹減った、肉
すみませんでした^^;もう一度所得税額の計算フローを確認しましょう
① 給与等の収入(年収)
② ①から給与所得控除が引かれる
③ ②から所得控除を引かれる
④ ③に所得税率をかける 算出所得税額が出る
⑤ ④から税額控除分を引く
⑥ 納税
です。
思い出したぞ!
大切なのは③時点で使える生命保険料、地震保険料、iDecoの証明書提出をすること。
また、⑤時点で使える住宅ローン控除の証明書を提出すること
ななじろうばっちりです!お利口さん。
この知識を入れて自分で申請するかしないかで、生活の質はまた変わってきます。
ここまで読んでくれた皆さんは本当に勤勉家ですぜひ、活用してみてください。
ご褒美
ふるさと納税で僕が立て替えた分返してからね
しょぼん
補足
今回は年末調整の話をしましたが、年末調整外で確定申告が必要な控除はまだまだあります。難しいですよね。頭がパンクしてしまうので軽く触っておきますが、医療費控除、雑損控除、寄附金控除(ふるさと納税)等がそれにあたります。
確定申告時には源泉徴収票が必要です。しっかり保管しましょう!