初めに
今日はななじろうの大好きな合コンです。
イケメンのオスを目の前に必死です。
犬太郎さんってどんなお仕事しているんですか?
外資系のペットショップに勤めています!
犬太郎さん素敵〜💓
今度ご飯でも食べに行きましょうよん?
何よ!あんた!馴れ馴れしく私の犬太郎さんにちょっかいかけないでくれる?
(あなたの犬太郎さんになった覚えはないんだよな〜)
何このおばさん〜気持ち悪いんですけど〜
お、おばさんだと!この若犬め!犬社会の厳しさを教えてやる!
飛びつくななじろう・・・しかし、ななじろうは小型犬です。
がぶっ!
キャイン!
とまあ、返り討ちにあいました。
そして、次の日バイソンくん宅にて・・・
っていうわけでさ!洗礼を渡してやろうと思ったのよ・・・
そしたら噛まれて怪我したわけ・・・ほんとに・・・近頃の若者は・・・
私が2歳の頃は・・・(以下略・・・)
病院初めて行くけど高そうだなあ・・・
民間保険に入っていれば良かったわ・・・
なるほどなるほど、それは災難だったね
(外資系のペットショップってなんだよ)
ちなみに民間の保険に加入しすぎることはスマートとは言えないよ。
今日はその辺のお話をしましょうか。
失礼な!私はスマートよ!
公的な保険って何?
日本に在住する人は原則として国の保険である公的保障制度に加入しています。ななじろうは知っていましたか?
知らん
(やりづら・・・)
公的保障の代表的なものとして医療保険や遺族年金、雇用保険などがありますね。
今回はななじろうが怪我をしたということで、医療保険について焦点をあてて、お話ししていきたいと思います。
ほほう、続けたまえ。
医療機関を受診した際に医療費の負担を原則3割にしてくれるのが医療保険です。
身近ですよね?
まじか!知らなかったなあ・・・
そういえば、毎月給料から健康保険料引かれてるもんなあ・・・
そういうことだったのかあ・・・みんなこの公的医療に入れるの?
うん、そうだよ。日本は国民皆保険と言って職業によって入る保険は違いますが、国民皆が保険に入れるんですよ😅
会社員・公務員は健康保険。自営業・フリーランスは国民健康保険といった感じです。
対して、アメリカでは医療保険に入ってない人は3,000万人弱いるそうです。国民皆保険という制度がある日本は恵まれていますね😅
3割でも高くね?
けどさあ、けどさあ・・・
3割自己負担でも高くね?
やっぱり民間保険も加入したほうがいいと思うぞ。
うんうん、確かにそうですね。
確かに3割でも大きいよね(ちなみに未就学児と70〜74歳は2割負担、75歳以上は1割負担です)。
私重症だよ?これは治療費1000万円ですわwww
自己負担3割でも300万円だぞ。破産ですわ笑
(そんなにかからないでしょ・・・)
大丈夫です。そんな人のために高額療養費制度という最強の制度があります。
なんやそれ
パワーオブ高額療養費制度
年収によって違うんですが、同じ月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、自己負担限度額を超えた分が払い戻されるという制度があります。それを高額療養費制度と言います。
ざっくり年収400万円の人であれば、どんなに高い医療を受けてもせいぜい数万円の自己負担で済むでしょう。
協会けんぽが出しているこの下記リンクをご覧ください。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3020/r151/
え、ごめん意味わからん
そうですよね。
では、実際の数値を使ってやってみましょう。
現在日本人の平均年収は430万円と言われております。
それを元に先程のリンクを見てください。
ページの中に『自己負担限度額』というものがありますね。
ふむふむ。年収430万円というと12で割って、大体1ヶ月あたりのお給料(標準報酬月額)が35.8万円になるな。つまり表でいう③区分ウとなるわけか・・・
天才です。その通りですね!今回はななじろうが喧嘩で100万円の治療費がかかったとして計算しますね。
いや、1,000万やから!
うるさい(治療費に大金がかかるといっても、ななじろうの言うように1,000万円クラスになることはまずありません。ネタで言ってます^^;すみません。
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=58018?site=nli
上記リンクを見ていただければ、一目瞭然ですが、日本人の一年にかかる平均医療費はせいぜい33,3万円です。後でお話しますが、僕が民間保険(医療保険)に入る意味はあまりないと思う理由はここから来ています。かっこ書ですが、僕さらっと大事なこと言っております)
面目ない(おこだよ)・・・
③区分ウの計算式にななじろうの医療費(総医療費1,000,000)を埋め込んでみましょう!
80,100+(1,000,000-267,000)×0.01
=80,100+733,000×0.01
=80,100+7,330
=87,430
87,430円!
はい!できました!
高額療養費制度を使えば、100万円の治療を受け、自己負担医療費(3割)
300,000円を払っても、後で差額の300,000-87,430=212,570
212,570円は戻ってくるんです。87,430円の支払いだけで済むことになります。
すごーーーーー!
実質900,000円以上押さえ込んでるやん!
けどさあ・・・結局、戻ってくるまでは300,000円を一時的に払わないといけないんだよね。辛いよ・・・
良い質問ですね。
そのように思う方はあらかじめ「限度額適用認定証」を受ければ、初めから
87,430円の支払いで済みます!
素晴らしい制度ですね😁
最後に・・・
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
つまり、今回僕が何がを言いたいのかというと・・・
病気や怪我に関する保険(民間の医療保険)は入らないほうが良い
これにつきます!
先程計算で示した通り、結構大きめな病気や怪我をやってしまっても、日本の公的保障ががっちり守ってくれるのです。したがって、数十万円を自己負担するということはまずないということです。
この制度を初めて知った方で、民間の医療保険に入っている場合は余分な固定費を割いている可能性があります。検討の余地があるかもしれませんね。
その固定費は貯蓄や美味しいご飯に回しても良いかもしれません😊
知らなかったぜ。
早速病院に行こう・・・
あれ保険証がない・・・
食べて、遊んで、寝てばっかりの犬には公的保障はありません😅
は?
また、その落ちかあ・・・・
犬民皆保険創設はよ
ななじろう圧倒的全額負担!!(2回目)
https://www.baisonkunblog.com/wp-admin/post.php?post=27&action=edit
↑圧倒的全額負担1回目はこちら
まあ、支払いは結局僕なんですが・・・・・